2012年開業当初より、最新の知識で正確な診断と適切な治療を目指してやってまいりました。
“正確”な診断は全ての医師の課題とする所でありますが、正確な診断・最適な治療に不可欠な一つに医学知識があります。 医師が最新の医学知識を得る機会に学会があげられますが、学会などというと、新しい医療機械や画期的な治療法など想像されるかもしれませんが、実際は「○○疾患の△△ケースには~が有効であった10人の経験」といった様なものが大半です。 こうした全国の医師の知識と技術がこんにちに繋がっています。
具体的には腰椎ヘルニアの手術傷は4年前は10㎝であったものが、今は1~2㎝でできます。 4年近く学会等で知識を得なければ、その医師は10㎝の傷口を作る手術しかできない事になります。
手術などの処置が関与する分野では、それぞれの医者によって判断が分かれがちです。
たとえば、ある患者さんが首に痛みがあり“手術適応”状態であるとします。 (あえて“適応”といわせてもらいます。緊急を要する場合は患者さんの意志うんぬんの前に治療となります。また、緊急性のある病態は治療方針がほぼ確立されており、全国同じような治療をうける事となるでしょう。)
では、手術“適応”であると診断されたらどうでしょうか。この場合は患者さんの仕事などのライフワーク、年齢などの身体の状態が考慮されます。 本人の希望もあります。
治療方針や時期については医師により違いがでてきます。
手術の時期は医師の都合ではなく、身体の状態であるべきです。また医師の手腕によっても手術時期は異なります。
方法に関しては様々な手術方法を身につけている医師の方が患者さんに多くのアプローチを示せるでしょう。手術方法が多岐にわたる現在では、その中からベストな方法を選ぶ経験と柔軟な考えも必要です。
また、医者にはそれぞれ得手・不得手がありますので、患者さんに最適な施設・医師を紹介できるよう福岡だけではなく全国の医師との連携・交流も心がけています。
人は病から逃げる事はできません。少しでも豊かな人生を送るお手伝いをしていければと思います。
- 平成7年
- 久留米大学医学部医学科 卒業
- 平成7年
- 久留米大学病院 脳神経外科入局
大牟田市立総合病院 脳神経外科
- 平成8年
- 久留米大学病院 高度救命救急センター
久留米大学病院 麻酔科
- 平成11年
- 医学博士学位 取得
- 平成12年
- 八幡済生会総合病院 脳神経外科
- 平成14年
- 愛知医科大学 脳神経外科 スパインフェロー留学
- 平成17年
- 久留米大学 講師就任
- 平成19年
- 久留米大学 脳神経外科医局長(〜21年)
- 平成24年
- 客員准教授就任
- 平成26年
- 福岡大学筑紫病院 客員教授就任